恋のジャック・ナイフ
 
日々の出来事や感想を綴ります
 



社内ニートの実態

企業に雇用されながらも職務に従事していないサラリーマン、「社内ニート」。

何と全雇用者の8.5%が該当すると言われる。

その多くは将来不安や自己の存在否定などに悩んでいるものの、なかにはクビにならぬよう、あの手この手を尽くしたり、社外で担保をつくって将来不安から逃れている社内ニートも。

彼らに社内サバイバル術を学んでみよう。


 準大手広告代理店のクリエイティブ部門に勤務するAさんは、CMの絵コンテを考えるのが仕事だが、自分には無理だと、入社してすぐに実感。そこで割り切って、趣味に生きてる。

デジカメ片手に気に入った風景を撮って、たまに個展を開くのが唯一の楽しみ。

2か月に一度は1週間の長期休暇を取って撮影に出かけるそうだが、怒られることはない。

 そして、彼が本当にすごいのは社内で孤立していないことだ。

その理由とは、マル秘社内営業にあると言う。

その営業とは、たまに上司のおじさんを誘って、公私の相談を持ちかけるだけ。

若い人に相談されると、気持ちがいいようで、仕事で活躍しなくとも気にかけてくれるそうだ。

 上層部の心さえ掴めば、有閑社内ニートになれる、ということか。


 映画配給会社に勤めながら、「本当はゲーム好き」という身勝手な理由で仕事が疎かなBさん。

最低限のノルマもこなさず、同僚からダメ社員のレッテルを貼られるが、クビにならない理由は一体?

 その理由とは、あるロシアンパブのお店に遊びにいったら、偶然にも勤め先の社長がいて『君もコッチが好きか!』と意気投合したからだとか。

「社長のお気に入り」に腰を据えたおかげで、近頃は就業中にマイブームの「レザー小物作り」に没頭。

さらに……。

社長に映画宣伝用のポスター制作をしたいと言ったら、Bさん専用の最新PCやデザイン用具を一式揃えてくれたとのこと。

 同僚からは不満爆発だが「Bがクビにならないうちは大丈夫だな」と妙に会社の安定剤にもなっている……とか。



 責任ある「アダルトショップ店長」の立場も、頭に「雇われ」がつけば趣味に没頭できると当事者のCさんは言う。

「オーナーが道楽で始めたお店なので、赤字にならなければ文句を言ってこない。」

『新商品の企画を考えろ』と言われることもあるけど、オーナーが無知なネット通販の話をしながら屁理屈を並べると、たいてい黙るとか。

 アダルトショップが混雑するのは、アフター5。

午前中にネット通販の梱包作業を終えれば、昼前にはフリータイム。

すぐさま取り出すのはケント紙とインクだ。

2年前から描き始めて、作品を自分のサイトにアップしていて、将来は『だめんず・うぉ~か~』のような漫画の連載を持ちたいとの夢をもつ。

 Cさんは気ままな独身貴族で手取り20万円でも不満はなし。

 Cさん曰く「もしも結婚相手が見つかったのなら少々本気出すかも。それまではニートなドリーマーでいたい」


社内ニートはまだまだ、増殖しそうだ。




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5月21日(月)23:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理

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